ハリー・ケインはチェコ戦で自身125試合目のイングランド代表出場を果たし、2得点を挙げて代表通算得点を91とした。これにより、伝説的ゴールキーパーのピーター・シルトンが持つ125試合出場の記録に並んだ。シルトンより8年31日早い到達となった。イングランド代表主将のケインがこの頂点に達するまでに要したのは11年193日で、シルトンは19年224日かかっている。ウェンブリーで行われたネーションズリーグで、イングランドは相手を3-0で下した。ケインはすべてのゴールに絡み、彼のクロスがウラジミール・ツォウファルのオウンゴールを誘ったあと、自らも2度ネットを揺らした。ジュード・ベリンガムは試合後、主将について「彼はこれまでイングランドのユニフォームを着た中で最高の選手であり、一緒にプレーできるのは光栄だ」と語った。イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督は「それが彼の持ち味だ。当たり前とは思っていない。毎試合、本当に素晴らしい」と付け加えた。

代表デビューは2015年3月のリトアニア戦で、途中出場から79秒後にゴールを決めた。以来、33歳のケインはゴール前で驚くほど安定した成績を残し、ウェイン・ルーニーが持っていた従来の記録である53得点を大きく引き離している。ただ、公式の情報源でも数字は完全には一致していない。イングランドサッカー協会(FA)は主将のアシスト数を21としているが、他のスポーツメディアは19としている。この食い違いはあるものの、ルーニーに対する優位は明らかだ。ルーニーは120試合で53得点、1試合平均0.44点だったのに対し、ケインの平均は0.73点である。

シルトン本人もビデオメッセージでケインにこう語りかけた。「11月には君がこの記録を抜くだろう。それは間違いない。そして、誰にも破られない記録を打ち立てるかもしれない」。ケインはワールドカップと欧州選手権の本大会で通算21ゴールを挙げている。世界のサッカー史でそれを上回るのは、25ゴールのクリスティアーノ・ロナウドと23ゴールのキリアン・ムバッペだけで、リオネル・メッシが並んで3位タイに入っている。
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