ヤニク・シナーが四大大会通算100勝目を挙げ、タイトルの防衛にも成功。センターコートでの支配力をさらに強めた。イタリア人のシナーは3時間46分をかけてアレクサンダー・ズベレフを攻略し、6-7(7)、7-6(2)、6-3、6-4で勝利した。ドイツ人のズベレフは5月にパリで四大大会初優勝を飾っており、歴史的な2冠を狙ってロンドン入りしたが、世界ランク1位のシナーはその挑戦を寄せ付けなかった。ズベレフは第1セットをあらゆるボールに攻めて奪ったものの、第2セットのタイブレークでのシナーの強心臓が午後の流れを一変させた。

勝負どころで王者はズベレフのサーブを読み始め、自身のサービスゲームは微塵の揺らぎもなくキープした。連続キープは67ゲームに達していたが、第3セットでドイツ人がようやくブレークポイントを握った。まさにそのゲームでズベレフは芝の上に倒れて膝を痛め、何かが抜け落ちたようだった。シナーはすぐさま駆け寄り、助け起こした。「日曜の朝は緊張を感じる」と王者は試合後に明かした。決勝はこれで決着した。
シナーは四大大会5つ目のタイトルと360万ポンドを手にし、ランキング首位のリードを4970ポイントに広げた。この内容を見る限り、センターコートはもはや彼の本拠地と言っていい。
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