コロンビアの奇跡。2026年W杯の名門アステカ・スタジアムで、車いす席に座っていたファンがゴールを祝って立ち上がった瞬間を、SNSはこう呼んだ。ネストル・ロレンソ監督率いるコロンビアはウズベキスタンを3-1で下したが、ダニエル・ムニョス、ルイス・ディアス、ハミルトン・カンパスの見事なゴールは、思わぬスキャンダルにすぐ霞んでしまった。障害者用観戦エリアでサポーターが飛び上がる映像はたちまち反響を呼び、多くの人にとっては、インチキを暴いた映像にSNSが沸騰した明白な事例となった。

映像には、ファンが少しも苦労する様子なく車いすから立ち上がる姿が映っており、意見は真っ二つに割れている。批判する側は、優遇された座席や割引チケットを手に入れるための安直な手口であり、詐欺だと断じる。一方で反論する声もあり、医学的な現実を指摘する。車いすを使っているからといって必ずしも麻痺があるとは限らず、急激なアドレナリンの分泌が一時的に筋力の低下を上回ることもあるというのだ。FIFAは沈黙を保っているが、この一件は大会で最も拡散された話題の一つとして尾を引いている。サッカーの統括団体は医療確認に関する新たな基準を導入するのか。それとも、今後もこうした「奇跡」を目にすることになるのだろうか。
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