1年前、クーパー・フラッグとV.J.・エッジコームはリーグに足を踏み入れたばかりのルーキーだった。2人はいま、まったく異なる環境で2年目のシーズンを迎える。新人王に輝いたフラッグは、ダラスが本来のポジションではないポイントガードでの起用を求めたシーズン序盤を経ながら、平均21得点を記録し、最終的にはマーベリックスでの得点、リバウンド、アシスト、スティールの4部門でチームトップに立った。メディアデーに現れた彼は身長が1インチ伸び、裸足で6フィート10インチ(約208センチ)になっていた。新たにチーム社長に就任したマサイ・ウジリ、ヘッドコーチのダスティ・メイの下、自身を中心に再構築されたチームが待っており、前十字靱帯断裂から復帰したカイリー・アービングとは初めて共にプレーすることになる。「ルーキーシーズンは終わった」とフラッグは語った。平均16得点を挙げ、オールルーキー1stチームに選ばれたエッジコームは、逆の課題に直面する。フィラデルフィア・76ersはタイリース・マキシーとジョエル・エンビードの中核にレブロン・ジェームズとジェイレン・ブラウンを加えており、21歳の彼はすぐに勝つことを求められるチームで自らの居場所を見つけなければならない。

新シーズンに向けて、サンアントニオ・スパーズほど苦い記憶を抱えるチームはない。ウェスタン・カンファレンス決勝では7試合の末に、前年王者のオクラホマシティ・サンダーを破った。だがNBAファイナルではニューヨーク・ニックスに5試合で敗れた。シリーズの分岐点となったのは、第4戦で29点のリードを失った場面で、ファイナル史上最大の逆転劇となった。満票でディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたビクター・ウェンバンヤマは、いまも悔しさが残っていることを隠さない。「眠れない夜が何度かあった。眠れないというほどではないかもしれないが、なかなか寝付けなかったり、つらい感情に襲われたりした。時には頭から離れないこともある」とこのフランス人は明かした。ただ、サンアントニオで最も差し迫った問題はバックコートだ。2025年ドラフト2位指名のディラン・ハーパーはプレーオフで主役級の活躍を見せ、ニックス戦では平均18得点を記録した。彼はこの夏GQ誌に、ベンチスタートになるつもりはないと語っている。そうなると、今季から4年の新契約が始まるオールスター選手のデアロン・フォックスは、ハーパー、ステフォン・キャッスルと3ガードを組むか、シックスマンに回るかの選択を迫られる。

アトランタで長く続いたトレー・ヤングの去就問題は、ワシントンでようやく決着した。ホークスは1月、4度のオールスターに選ばれた同選手をCJ・マッカラム、コリー・キスパートとの交換でウィザーズへ放出した。背中と大腿四頭筋の負傷で新天地では5試合の出場にとどまったが、それでも6月に4年2億1200万ドルの契約延長にサインした。この契約はリーグ中で驚きを呼び、ヤングは証明すべきものを多く抱えてシーズンに入る。ただ、今回は仲間がいる。アンソニー・デイビス、ドラフト全体1位のAJ・ディバンツァ、アレックス・サールの加入で、3年間の再建を経たチームは勝利を期待される存在へと変わった。
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対照的に、ロサンゼルス・クリッパーズはNBA史上でも最も重い処分の一つを受けてシーズンを迎える。リーグによる1年近い調査の結果、クリッパーズはチームと取引のある4社とカワイ・レナードのエンドースメント契約を取り決め、チーム総年俸の上限であるサラリーキャップを回避していたと認定された。クリッパーズには3000万ドルの罰金が科され、2029年から2033年まで5年連続でドラフト1巡目指名権を剥奪された。オーナーのスティーブ・バルマーは1年間、バスケットボール運営部門社長のローレンス・フランクは6か月の資格停止となり、レナード本人にも70万ドルの罰金が科された。レナードはその後、2019年に自ら優勝へ導いたトロント・ラプターズに復帰したが、見返りとして得た選手たちにも暗雲が垂れ込めている。その目玉であるブランドン・イングラムは、5月のかかとの手術中にアキレス腱の部分断裂が見つかり、シーズン開幕を欠場する。

ボストンでは、今季はジェイソン・テイタムのシーズンだ。アキレス腱断裂から10か月後の3月、予定を大幅に前倒しにしてコートに戻り、レギュラーシーズン16試合で平均21.8得点、キャリアハイとなる10リバウンドを記録した。その後、膝のこわばりで第7戦を欠場し、3勝1敗とリードしていたセルティックスは1回戦でフィラデルフィアに敗退した。そしていま、負傷後初のフルシーズンを迎える。それはキャリア10年で初めてジェイレン・ブラウンのいないシーズンでもある。ブラウンは7月にポール・ジョージとドラフト指名権との交換で76ersへトレードされた。「調子はいい」とテイタムは話し、夏はより爆発力を高めることに取り組んできたと説明した。ここが自分のチームかという質問には答えを避けた。それでも、ジョージ、マイク・コンリー、ミッチェル・ロビンソンが加入したセルティックスは彼を中心に再構築されており、ジョー・マズーラ監督は、テイタムが最高の状態にあるときはボストンも最高の状態だと明言した。





